サビイヌ

イメコン話とかよもやま

ショッピング同行に行ってきました(追記)

 

 ショッピング同行行ってきたよってレポを先日あげました。しかしアイキャッチの写真、以前使ってるやつと同じで、びっくりした。記憶力が低下している…。

 

blastedbloom.hatenablog.com

 

 上記レポで、背中がガバッと開いてるワンピースに対し、下着どうすんだこれ…と記載していたら、お忙しい中、レポを読んでくださった松重うい先生からこんなリプライをもらいました。

 

 

www.uniqlo.com

 

 背中開いた服が着たいけど下着よく分からん勢!!! ユニクロだ!!! ユニクロへ走れ!!!(今ならお安い!)(もうちょっと待てばもうちょっと安くなるかもしれないけど)

 

 マメクロでも、同じようなブラトップ出てますが、こっちの背中開き具合も上記と同じくらいです。肩紐が調節可能な、なんていうのかな。キャミっぽいのが上記。お好みでどうぞ。インナーとしてではなく、トップスとして着るなら、マメクロの方がわたしははまりました。まあ、値段はかなり変わるんですけどね…、ネイビーはこっちにしかないんだよね…。

 

www.uniqlo.com

 

 しかし、腹が冷えるよな。クロップド丈のトップス。腹も出るのでちょっと鍛えないとな。年明けくらいから全然運動もなにもしてなくて、かろうじて体重はキープしてるんですけど、体脂肪率が上がってたからやばい。

 

 あと、今回、記事に載っけたお品、いくつかZARAに結構似たようなものがありましたので、良いわねーでも少しでも値段を下げたいわ〜って方はチェックしてみると面白いと思います。当然ながら、全くおんなじものではないのですけど、サテントップスとか、シルバーのボトムスとか、ケミカルレースのシャツとか、割と近しいものがありました。シルバーのラメバッグとか。

 

 とはいえ、ZARAは、Webだとすごいかっこいいのに実物見るとダメ、ってのが結構あるんですよね…。外国人モデルの一枚写真と己を同一視しちゃあかんのである……。物の作りも、結構杜撰なのもあったりするんで、現物を見るのを強くお勧めします。

 購入については、実店舗のお品は扱いが悪くて、くたびれてることも多いそう。実店舗で見て、試着したのちに、購入は通販で! ってのが一番良さそう。返品が面倒でなければ、実店舗じゃなく通販で全部頼んで試着し、合わなかったらお返し、って手も。これも同行中に教えていただいたことでした。

 

 はーしかし、今期の被服費は使い切ってしまったし、なんなら来期の被服費まで使ってしまった気がするんで、しばらく自粛せねば。ぶつよくぶつよく。

 

 

 そういや先日、お友達と身長の話になって、『こひさんもっと高いイメージあるよ』と言われたんですけど、ああそれ威圧感の所為……って言ったら、ちょうウケてました。身長詐欺はPDファッショナブルの由縁……。

ショッピング同行に行ってきました

 

 PDファッショナブル+PCブルベ冬のわたくし。厚みがあって滑らかな生地。かつ、黒、ネイビーが得意。もうとにかく、洋服の見た目が、重ければ重いほど似合う、重いおんなでございます。

 こうなると、秋、冬の服は条件を満たすことが多いのですが、春、夏は混迷の一途になることは自明の理。リネンなどのざらっとした素材や透け感のあるシアー素材、季節に相応しい、明るくて軽い色。素敵だけど全部苦手ポイント! 生地感とかあれこれ試しても、な~んか妙!!! しっくりこなーい! ナンデ!?  

 ってのがここ数年の状況です。毎年、どうやって秋冬まで過ごしたんだっけか……って悩むんですよね…。

 

 PD受診後からショッピング同行に行きたかったんですが、わたしの都合で叶わず。で、この度、夢が実現しまして、うきうきで新宿まで行ってきました。

 ぬりかべさんも、ショッピング同行までがPD診断って名言を残されていらっしゃいますし、た~のしみ~!

katarunurikabe.com

 

 

 

 

はじまりはじまり

 事前に希望を聞かれるので、以下のような事を書きました。

目的

 夏物の似合う服を知りたい。

 本命でなくても落とし所(許容ライン)も知りたい。

 ファッショナブル向けより、キュート・アバンギャルド向けに引っかかりがちなので、違いを知りたい。

 アクセサリー、鞄、靴なども見つかればありがたい。

 時間があれば、夏向けリップを教えて貰いたい。

 

予算

 基準は3万円ほど。実質、上限なし。

 そもそもの話として、ファッショナブルの洋服って想像しにくいんですよ。『シャープで個性的』『華やか』『派手』『極端』って、どういうこと? っていうか、実際にそういうの探すとハイブラ、あるいはハイブラのランウェイしか出てこなくない??? ていう……。リアルに落とした上、ある程度価格も押さえる場合はどうなるのかな? というのがまず1点。

 

 落とし所、については、わたし自身(それがファッショナブル向けの洋服に当てはまるのかは置いて)なんとなく似合うものは分かるんですが、かなり幅が狭いことを認識していました。似合うと思う洋服のゾーンがかなり限定されている。

 ある日、うい先生のインスタライブを拝見したときに、ポロの開襟シャツをお召しになってたうい先生が、グレース(フォーマル大好物タイプ)もポイントさえ押さえれば、こういうカジュアルなシャツも似合うんですよ、と言うようなことを仰っていたんですよね。落とし所があるんだよ、という。なるほど~! ってなった、ってので『落とし所』。

 

 また、ファッ向けよりアバ向け選んじゃう問題については、わたしは骨格診断の方で似合うものとして、『不規則な装飾』『モード感』を刷り込まれており、これを基準にするとアバになりがちなんですよね……。ファッとアバについては向く方向は同じだけど大きな違いがあって、そこら辺分かっているようで分かってないんだよね~と。

 

 予算については、大きく出たな! って思われるかもしれないんですが、選択眼を養うのも目的にしていたので、金額を理由に排除されてしまうのは避けたかったのでした。買えるかどうかは横に置いた! 買えるかどうかは!

 

いざ、ルミネ新宿ダンジョンへ!

 早めに新宿へ出向き、スタバで診断後に頂いたメールや、診断レポ(自分の)を読み返して復習。その後、待ち合わせの場所へ。うい先生の白いTシャツがまばゆい……。空気感含め存在が美人で超まばゆかったです……。

 試着します? しないでざーーっと流して行きます? とご提案があり、後者でお願いしました。

 

端から端まで歩きますわよ~

 絨毯爆撃の勢いで各ショップを舐めながら、これ似合う! これも素敵! とキャッチして行く先生、アンテナ感度が非常に高すぎる(下見も勿論されているそうですが)。あばばあばばば、となりつつ、必死に食らいついていく我。そんなんで、全て脳内メモリーに蓄積することにしました。がんばれわたしの脳髄…。

 

 終わった後に思ったのは、想像以上に、勧められる物が多かった。ファッショナブル受難というのは実感としてもあったので、少なかろうと踏んでいたんですけど、かなりありましたし、えっ、それ?? って予想外に勧められるものも多かった。変な言い方ではあるんですが、そんなに自由で良いんだ……を実感する日となりました。

 

 ルミネ2制覇後、ルミネ1に取りかかり、エストの地下をぐるっとしてから、化粧品のお店に行き、終わりとなりました。エストに行くか、ZARAに行くかで、先生、悩んでいらっしゃいましたが、ZARAはオンラインショップでも見られるし、ということで今回はエストを優先。お別れした後、自分でもぐるっと回りましたが、当日の総歩数は12,000歩越えしておりました。わたしは午後からのみ。先生は午前の部の方もあったわけで、すげえ歩数になってそう……。

 

まずはスペック

PD:ファッショナブル/ナチュラル。ただし、ナチュラル要素はほぼなし。

   キーワードは、シャープな華やかさ、モード、こなれ感、抜け感。

   ほっこり厳禁。ジャストサイズもNG。カジュアルなら色を華やかに。

PC:Winter(2ndなし)。ベースカラー最優先。黒とトゥルーブルーがベスト。ブルベの鮮やかな色が◎。

詳細はこちら → パーソナルデザイン診断を受けに行ってきたよ - サビイヌ

 

 先生曰く、『こひ様は華やかな方!』とのことで、人生でそんな事一回も言われたこと無いですよ、と今回、道すがら話をしたら、『こんなにも華やかなのに!?』と集中線を背景に驚愕されてしまい、お、おぅ……先生が言うならそうなんですね自覚無いけど……と迫力負けしました。リーダー先生の言うことはぜったーい! 

 

 まあそういうこったなので、調和を根拠とするイメコン、上記のキーワードはそのまま、わたしの外見から受ける印象そのものということになります。対戦宜しくお願い致します。(?)

 

オススメの実例

 オススメされたもので、かつ、印象に残っているものを一部ピックアップして。思い出しては検索しつつ……。わたしの備忘録でもございます。

 こうやって知らんブランドを知ってくのも楽しい。世界は広いなあ。

 

柄ははっきり分かるように

 一つ一つのモチーフがデカいものがよい。最小でこぶし大。遠目から見て、はっきり分かる柄。

 

 AmeriVintageで黒地パンツに蛍光イエロー近い色の模様が入ったパンツがあって、これ似合いますよ! って言われました。しかしこれ、Ameriのサイトに無くて、zozotownで見つけたんですけど(通販はzozotown専売? 限定?)、わたしの印象だと、こんな風にぐるっと線が回っていなくて、斜線で途切れていたイメージなんだよね…(でもわたしのイメージって全然頼りにならない…)

WATER COLORS LINE CUT PANTS(AmeriVintage)

 ラインの色はぽやっとしてますが、コントラストが効いていて、確かに遠目から見ても良く分かりますね。こう言うのが良いらしいです。

 

 今年はケミカルレースのシャツを色んな所で見かけますが、こちらもオススメされました。これも一応、柄カテゴリーかな。選ぶときは、レースのモチーフが丸みを帯びていないこと(先生曰く、ピンピンしている)のが良いそうです。

CHEMICAL LACE OVER SHIRT(AmeriVintage)

 しかし、Ameriの本家Web、着用写真がどれもこれも暗い~~~。グレー乗算されてんの? なんの意図なの? わかりにくいことこの上ないので、上はStudiosから持ってきました。

 

 PCを外していてもよいということで、こういうのも。こちらはEditionにあったもの。

シルク IBIZAプリントギャザーワンピース(CABaN

 地がブラウンかつ、キャミワンピなので、アウトでは?? と思いつつ、柄のインパクトでOKとのこと。ちなみに、キャミワンピ自体も全てがアウトでは無くて、これくらい柄がデカいとか、肩紐に金属が使われてたりするとOKラインに乗ってくるようです。

 

 ここら辺で、服のジャンル自体を先入観でNGにしがちなわたくし、『ここがクリアされてればOK』ってものがけっこうあるな…? という気付きを得ました。全ての条件をクリアする必要は無いんだな……? 

 

 因みに、その日の午前中に先生と一緒に回られた方は、『柄はとにかく埋没させろ!!! 光るな!!!』という方向性(フェミグレ……って聞いたかな……)だったそうで、午後のわたしは『柄を際立たせろ!!! 光れ!!!』という、全く正反対のご案内だったとのことでした。おもろ。

 

鞄はインパク

 クロコ、型押しがオススメ、的なテンプレがあるんですが、夏も?? カジュアルな場面でも??? て思っていて……というところからのこれ。

 

BabyBag(KASSL Edisions

 BabyBagっていうからに、おそらく日本で言うマザーズバッグ…なのかな?と思ってますがどうかな。53cm×43cmっていう、デカい鞄なんですが、ひょいっと渡されて、私物! と言われました(それくらい似合っているの意)。綿混の布をオイルコーティングしていて表面につや、綿入りでもこもこ。軽い。とにかくデカァァァァァいッ説明不要! こちらもEditionにありましたが、通販には乗ってきてないみたいですね。本家でもSOLDOUTっぽい。

 

chain lether bag(RIPANI)

 打って変わってこっちはちっちゃいバッグ。21cm×15cm。柔らかいくたくたとした革の鞄で、丸みがあっても、ゴールドのこのデカいチェーンでOKライン。こういうインパクトの付け方もあり。同行終了後に一人で回ったときにも手に取ったんですが、お店の人が、お似合いですよ~って声を掛けて下さいました。お世辞でも嬉しかったぜセンキュー。Spic&Spanで取り扱いがありました。

 

 一番インパクトがあったのが、これ。

geometric shoulder bag(PacoRabanne)

 メタリック! シルバー! これはもう全てにおいてインパクト。こういうメタリックのものって、動きに合わせて金属部分がキシキシしそうなもんですが、すっごい滑らかなくたくた感で、感動しました。値段は、もうぜんっぜん可愛くなかった……。どこに置いてあったんだったかな……。ガリャルダガランテ…?

 

 実は、最初にオススメいただいた鞄がこれ。

Cut Work Bucket Bag(ORSETTO)

 夏ならこういうのもアリですよ、とうい先生はいたずらっぽく笑ってらっしゃいました。円柱で、透けてて、ファッショナブル……??? ってなりますよね~って。でも、こうやって見返してみると、なるほど…! ってなるから面白い。インパクト、って、色の強さや、妙な形だったりを真っ先に思い浮かべてしまうんですが、人の印象に強く残るもの、一回見たら忘れられないもの、と言い換えれば良いのかな…。こちら、現品はアルアバイルで見ましたが、あちこちで取り扱いがあるようです。

 

 他にも色々かばんは見ましたが、どうしても黒い服が多いので、コントラストという意味でも、黒以外も選択肢に、なんて話もありました。

 

靴はボリューム、ソールは厚め

 サンダルは厚底! か、ごっついやつ! ってことでした。売り場を出た瞬間に、先生が『これもいい!』って仰ってたサンダルがあるんだけど、どこに飾られていたか、もう全く以て思い出せない……。スポーツ系に寄せたサンダルだった覚えがあるんだけどな……。甲の部分が、なんかちょっと、綿が入ったような丸みの紐みたいな飾りがあって、面白かったんだけど…。

 

 パンプスなら先をがっしがしに尖らせること。人を刺せそうなやつだそうです。凶器! ビジュー付きのものなら、ガンガンに光るやつ。控えめなラメでは圧倒的に足らない。

 

 重いけど、これ! って言われたのはTOGA PULLAのサンダル。これはねえ、前々から気になってたのもあって、悩んでいます……。高いんだよねえ。でもあれば超便利なはず。持ってる服全部に似合うやつ。

 重くてつるつるよ! ってお友達から言われて、でもテンション上がるわよ!!! って付け加えられたので、気持ちが購入に傾いている…。

sneaker sandal(TogaPulla)
アバンギャルドとの差

 そうそう、TOGA PULLAのサンダルといえば、アバンギャルドとファッショナブルの差。アバとファッって似たもの同士なので、実はどっちもいけるというアイテムもあるんだそうです。ただ、決定的に違うのは、数。要素数、といえばいいのかな。ファッショナブルは一つでドン! 圧力! って感じで、アバンギャルドはいっぱい! 可愛い! ってことみたい。

 

 例えば、これもTOGA PULLAですけど、ファッショナブルじゃ無くて、アバンギャルド向け。比べてみると、圧が違う。こっちはやっぱり、可愛らしい印象ですね。

Sandal(TogaPulla)

 昔、イメコンにハマる前、それこそちっこいスタッズが沢山付いたパンプスを、かわいいな~~って買ったんですけど、全然似合わなくて愕然としたもんです……。

 

今年はピンクとシルバー!

 先生が、これ! と言う服、ピンクが多かったな~。今年の色って、ビバマゼンダとルミナスイエロー(プリキュアか?)だそうですが、それもあってかピンク物がそもそも売り場に多かった、と言うのもありそう。

 カジュアルなら華やかに、の代表的なこれ。(ただ、この色、店舗限定なのか、どこ見ても写真はあるけどWeb販売されてる形跡がない…。新宿ルミネにはありました)

relax shirt(Loungedress)

 どこで見たのかショップ忘れましたけど、シアー素材の長袖カットソーもこういう色のがあって、インナーとして合わせると良いですよ! と言われました。

 

 あとは、これも持ってると便利ですよ~、と。

SCP CR TOPVEST(HYKE)

 白いTシャツとか合わせてもいいですよ、みたいなことを仰っていたような気がします。これもEdition。へ、へえ~~ってなってしまって、自分が着るとか全然想像が付かなかった。

 あとは、シルバーのパンツやスカートも推されました。シルバーのパンツ、結構見ますね。下のは、ギャルの店が結構ファッ向けのお洋服が見つかるんですよ! って言いながら行った、ルミネエスト新宿で見つけたもの。

 

metalic pants(melt the lady)

 わたしが行ったとき、店舗にはあったんですが、通販では完売のもよう。MELT THE LADYは来年の7月にブランドを畳まれるようで、今後買いたいアイテムが出るかはともあれ、折角知ったのになあ、ちょっと残念、というきもち。

 

 エストはギャル御用達店が並んでいるそうなんですが、『ギャルなのに、並んでる服の色がくすんでる!!!! なんてこと!!!』って先生が悲鳴を上げてらして、笑ってしまいました。ギャルなのに!!! まあでもギャルって元気で原色で派手ってイメージだもんな。くすみカラーのイメージあんまないよな…。

 

先生、これもですか!?

 JOSE MOONのこれ。

OPEN BACK COMFORT DRESS(JOSE MOON)

 店舗の佇まいから、『ロマンス様向けじゃい!』ってお顔をされてた気がしてましたけど、Webページ見るとあんまりそんなことないな…? 青のこれを先生は引き出して、わたしにさっと当て、にあう~~! と戻されてました。いやでも、これどこに着ていくんです???? って思わず聞いたわたしに『どこでも大丈夫です!』って力強く……笑 

 

 背中がばっかーんと開いてるものはモード系になりやすいそう。たしかに、これ背中が開いてなかったらふっつーのオーソドックスなワンピースですね。現時点で、これを実際に着るシーンが思い浮かばないのですが(つか下着どうすんだこれ)、試着したら、なにこれ好き!!! ってなるのかも。

 夏だからか、色んなブランドさんで背中開いてる服があるんで、是非、モードに寄せるなら背中を無防備に。

 

(追記 23.06.11)

 先生からインナーについて情報を頂いたので、追記を書きました。

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これが推しトップスだ!

 今回の先生の一推しのひとつ、Mila Owenのトップス。『目の詰まった、滑らかな生地』『光沢感』『クロップド丈』という条件をパーフェクトに満たした高級感ある一品。

 後日試着しましたが、拍子抜けする位に『わたしの洋服』でした。なーーーんの違和感も無かった。わたしは、ファッショナブルだし(骨ナチュだし)と、捻りのあるものを追い求めがちなのですが、こういうシンプルなものもいいのか……と目からうろこでした。ロングペンシルスカートとのセットアップも可能なようで、セットアップで揃えると、グレースさんっぽいような雰囲気ですねしらんけど。

cropped wide satin shirt(Mila Owen)

 正しい商品名は、短丈ワイドサテンシャツ…だそうですが、たんたけ? たんじょう? みじかたけ? なんて読むんだろう……。

 

メイク品

 夏なので、透け感がある、赤いリップをいくつかオススメ頂きました。うい先生のインスタにもあるそうなので、ここでは割愛。

 あと、アイライナーはパープル系をオススメされたので、ちょっと探してみます。うい先生おすすめは期間限定だったそうで。期間限定は悪い文明!

 

その他キーワードぞろぞろ

 生地感は、目の詰まった、つやっとしているもの。丈感は、オーソドックスな腰骨丈より、クロップド丈。ジャケットも同じ。フリンジ得意(個人的に不思議。ちょっと子供っぽいイメージなので)。アクセサリーは大きくて重かったら大体友達(小さなチェーンが沢山付いたような物でも、重そうだったらOK)。丸みを感じる装飾(皺加工みたいなものだったり、柄だったり)は避ける。ギャザーではなくタック(直線感)。眼鏡は端が尖って上に持ち上がっているもの。袖口にボリュームのあるものもOK。黒は実は派手な色で、全然地味な色じゃ無く、似合う人は中々いない……などなど…。

 

あれこれの気付きと学び

 先生と一緒に歩きながら、感じたり、ぽこぽこ思い浮かんだこと、など。

PDのメインとサブ

 今回、『落とし所』と言う観点も入れていただいたわけですけど、なにをどこまで許容できるかと言うのは、サブの種類だったり、どこまでメインが強く主張しているか、と言う点にかなり依存してそうだな、と感じました。

 わたしは、ほぼほぼサブのナチュラルがないファッショナブルですけど、ナチュラルがもうちょっと強かったら、白のリネンシャツも選択肢に入ったかな? もうちょっと柔らかいラインの服もOKだったかな? そんなふうに思ったんですよね。

ちなみに、うい先生は、メイン/サブの割合を診断結果に含めないそうですが、わたしの場合、余りにもファッが自己主張が強くナチュ要素がほぼ無かった(サブは『敢えてつけるなら』だったので)、そういうご説明があったのだと思います。

 

PCとPDの方向性

 わたしはPC冬で、PDと方向性が同じなのでラッキーですね、と診断時に言われました。診断の際に同席されたのは夏グレースさんでしたが、この方も方向性が同じだと。

 PDファッは滑らかさ、艶やかさ、コントラストが必要。PC冬は清色、コントラスト強という性質があります。どっちを主眼にしても、基本は抑えられる。だから、ファッショナブルが得意と言われるものを、素直に選択していけば良い。(だからこそ、春夏の季節感には追いつかないんですが)

 

 これが、他の、例えば同じブルベであっても方向性が真逆のPC夏だったら、ちょっと違ってくるんだと思うんですよね。PC夏は、濁色、コントラスト弱なので、PDが欲しいものとはズレてきて、色や配色は勿論のこと、素材感にも影響が出る。わたしでは難しいと思われるものが、選べたりすることもあるんだろうな…と。

 ただそういう方って、PDの教科書通りにはいかないので、ちゃんと自分がハマるところを理解する必要があるっていう難しさはありそうです。

 

柄とコントラスト

 以前、ファッショナブルは、柄が得意な人と、コントラストが得意な人がいる、という話が、受診後に参加出来るコミュニティにて話題になりまして、わたしはどっちでもいける、という話でした。これ、基本的に、どっちかに寄る場合はその旨お話があるそうで、特に触れられなかったなっていうファッショナブルの方は、柄もコントラストもどっちも行けるタイプってことみたいです。

 そこから柄物ってちょっと憧れで、でもでかい柄物ってそうそう無いんですよね。いや、あるのかもしれないけどわたしの観測ポイントにはなくて。あっても超ハイブラだったりして、値段~~~~~! みたいな。

 それが、今回、実地での理解が得られ、長年抱えていた思いもちょっと昇華され…と、すっきりしました。今後、柄物、挑戦したーいぞ!

 

 ただ、個人的な感覚では、柄物であっても、『規則的な並び』『余白がほぼない』なのはダメっぽいな、というのがあります。そこら辺は、コントラストとの兼ね合いになってくるのかな……。余白が十分にあって、そこそこランダムに配置されてて、ひとつひとつが大きい物、って感じのが良さそうです。

 

ボリューム感の考え方

 ボトムスにボリュームがあるほうが決まりやすいという実感があって、それを叶えようとすると裾が長くなる。マキシ丈のワンピはOKで、クロップドパンツはダメだな~って思ってたら、先生曰く、クロップド丈ならごつい靴で! 

 あーーーなるほど!?

 トータルで見ればいいのか!!! 例えば、ボトムスの重さが5必要だったとして、マキシ丈は5。クロップド丈は3。足りない2を、靴で補う、と。なるほど!!!! そういう!!!! なるほど!!! じゃあボリューム感のある靴が!!! 要る!!! →TOGA ってなっていたりします。

 いやなんか、そんなん当たり前のコーデ方法じゃん知らんかったのって思われてそうですけど、こういうレベルなんですっておしゃれ初心者なんだから……

 

褒められ服から導く『似合う』

 そういや、ルミネからルミネエストへ行く間、うい先生が、『今着てるTシャツはユニクロのTシャツなんですけど、冬の白なんですよ! こひさまは、こういうぴったりしたタイプのシャツがお似合いかな、ってちょっと思いました!(ミニTをお召しでした)』って仰って、おお……そうなんすね……! なるほど! と頷いた後、そのまま、人混みを避けて歩くのに気を取られてしまったのですが、後から、あれ? って思い出したものがありました。

 もう凄まじく昔に買った、プリーツプリーズのトップス。ノースリでハイネック、結構ピッタリとしたラインで、黒地に海の生き物が描かれているんですが、これ着てると高確率で褒められるんですよね、わたしにしては珍しく…。

 

 わたしは骨ナチュなので、ビッグサイズが似合うと言われています。うい先生にもジャストサイズは敵(意訳)!!! と言われたこともあって、UNIQLOで買うTシャツなんかは、でかいものほど良い! の法則でLとかXLとかを買うことが多い。

 でも、物によっては、すごく太って見えるんですよ。あと、垢抜け感もない。まあ、Tシャツ+ジーンズではどうにも様にならないタチなので、そういうもの、で流しても良いかもですが。

 

 もう一つ褒められるのは黒のUN3D.のニットワンピースなんですけど、リブが入った結構細身のぴったりしたラインなんですよね。そこで、やっと繋がるわけです。どうもトップスは細身がベスト、な、の、では! コンパクトにした方が、所謂、シャープさってのに繋がるの、では!!? 

 

 個人的には、エウレカ! 位の勢いでしたが、こう文字に起こしてみると、なんで気付いてないのん? って感じがするな……。いやしかし、うい先生、すごいな……。

 あと、うい先生のメール(受診後に個別に診断内容が来る)をもっかいきちんと読み返したら『ボトムやジャケット大きい方が良い』と書かれていて、アチャー……ってなりました。アチャー。トップスじゃ無いじゃん!?

 

これから同行をお願いしようと思う方に

 以前に同行に行かれた方が仰っていたそうですが、『先生が選ばない物を覚えておく』というのが結構なポイントだそうです(気になるものは、これはどうですか? って聞いて下さいね、ってことなので、がんがん聞いて是非を問うのも良いのでは?)。アリより、ナシを知っておくほうが有益、ってのは確かにそう! って心底納得しました。先人の方ありがとう……!

 

 基本的なこととして、たくさん歩くのでスニーカーか、歩き慣れた靴がおすすめです。荷物は軽めに(わたしはiPadと充電器と……とあれこれ持ってたのですげえ重かった…)。

 

 オススメアイテムのメモ。最悪、店名とアイテムの概要だけでも記憶に控えておけばOKです。大概、Web通販が展開されてるので、店舗限定アイテムで無ければ、そっちでも探せます。

 店名すら覚えてなかったときは、ルミネのフロアマップで『あそこからあそこにあるいて、ここ……ここら辺だった……はず!』で、居並ぶ店名をググる感じですね。MELT THE LADYはそれで探し当てました……。伊達にインターネッツ老人会に加入してないよ…。グーグルはともだち。

 

 キーワードをリアルに落とし込む、という作業にはやはりリアルクローズを見る必要があるなあ、というのが実感です。

 PDの診断結果にて提示されている、『極端』や『華やか』の定義と、被受診者が持っている定義とでズレが生じるのは正直当然のことなんですよね。その間隙を埋めるにはやっぱり実際に見るしかないのだなと。目を肥やすという目的はかなり達成されたので、満足度高し。

 

 うい先生、今回お会いして、更に推し度が高まってしまったので、また機会があったらお願いしたいなと思ってます。大きなうちわに『ショッピング同行して!』って文字書いて振る勢い。笑。楽しい一日でした。ありがとうございました。

 

GWは映画三昧

 

 毎年、GWは特に予定も無く過ごすんですが、今年は珍しく家族四人で映画を見に行きました。もう公開して時間も経っているのでネタバレもありありのありで。

 

 

 

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー

www.nintendo.co.jp

 

 娘(JS)が一番乗り気だった映画。わたしはマリオブラザーズファミコン)をよく遊んでました。スーパーの方は、アクションゲームが苦手なので途中で脱落したような…それ以降、マリオは(カートもドクターもルイージもまるっと)一切触れずに横目で見てきただけ。息子、娘はSwitchのオデッセイをやり込んでて、旦那はどうだったかな。ともあれ、任天堂所属のマリオ氏については、皆それぞれそれなりに知見がある状態で劇場へ。

 まーーー、大変に楽しかったですね!! ピーチ姫のもみあげが気になる~~~ってなりつつ、どのキャラもとても可愛かったしイキイキしていた。分かる人には分かるネタも満載だったようですが、わたしは殆ど分かりませんでした! ともあれ、単純明快なストーリー、勧善懲悪、小難しいことの無いエンターテインメイントに、娘も息子も非常に楽しんだみたいです。

 

 第二弾、あるんでしょうね。これはあるでしょうね。

 

名探偵コナン 黒鉄の魚影

www.conan-movie.jp

 多分、1年後? には上のリンク先は黒鉄では無くなってると思いますが、黒鉄の魚影。これは息子(DK)が希望したもの。なんかお友達が哀ちゃん推しらしく、見ろって言われたとかなんとか……。

 わたしはコナンは、一般的な知識くらい(正体は工藤新一である。黒の組織とやりあっている。安室零はガンダムが元ネタ)ですが、それでも楽しかったです。まあいろいろ、セキュリティとかデータの持ち方とかいろいろ、それどうなん? って点はありましたけど。そんなんエンタメの前では単なる野暮ですね。犯沢さん! ってちょっと笑っちゃうところもありました。

 

 そいや、一番最初に出てきた妙齢の女性。雰囲気にそぐわないネイルの色なので、なんかあるなあと思ってたら案の定じゃーーん! ってのが個人的には興奮ポイントでした。しかし、あのブローチだかなんだか、ダイヤなのかジルコニアなのかスワロフスキーなのか単純なガラスなのか、よくわからんけど、年端もいかない子供に整理券渡すくらいの値段の品なんでしょうか。

 

 コナンと哀ちゃんのコンビ、好きだな~って思いました。こういうコンビって、そのまま三十路近くまで腐れ縁で続いて、周りがうるさいからってペーパー結婚して、そこからなんだかんだ恋がはじまっちゃったりするのが美味しいと思うんですけど、コナンの場合、工藤新一なんだもんな~~~無理じゃよな~~~~。

 哀ちゃんが、ところどころ、工藤くん! って言ってましたけど、大丈夫なんか?? って心配になりましたが、これ、通常運転なんですね。(他の映画もアマプラで見た)

 

 あと、一部で非常に人気らしい、シャアとアムロならぬ、赤井さんと安室さん、電話越しにやり合ってて面白かったです。赤井さん、別名で動くとき声優さんも変わるんですね……。変装の名人なんですね…。

 

THE FIRST SLAM DUNK

slamdunk-movie.jp

 

 これは、わたしと旦那の希望で行きました。実のところ、わたくし、SLAM DUNKのオタクだったときがありまして(原作連載時。県大会が終わる位まではちゃんと追いかけて読んでました)、でも原作終了までおいかけてはいなかったんですよね。わたしが好きだったのは木暮さんです。眼鏡かけてて、変なTシャツを着てる、湘北高校の飴。

 

 井上先生、SLAM DUNK連載終了後に、BUZZER BEATERってフルカラーの漫画を描いてたんですけど、バスケのアニメってどんだけコート広いんだよww(何メートル走ってんのww)って、恐らくはアニメ化されたSLAM DUNKのことを揶揄しているセリフがあって、わたしは強烈にそれを覚えてるんですよね。そこら辺ちゃんと自分で責任もってやってんのかな~なんて、ちょっと意地悪な思いも抱きながら行きました。

 まあそれとは別に、アニメ版SLAM DUNK。作画はがたがた(当時は作画監督の画風がありありと分かる時代で、一話ごとにキャラデザが大幅に変わるような感じだったんで、そんなもんっちゃそんなもんなんですが)、声優は使い回しも多く、予算が少なかったんかな~~って感じだったから、忸怩たる思いを抱えててもしょうがないなどと外野は考えます…。(前売り後に声優がキャス変されてるってことが判明して、キャス変あるなら見に行かないとか文句付けてる人がすごく多くて、そんなに??? そんなにあのアニメ良かったか??? ってスペキャになっちゃったけどね…)(少なくともわたしの周りでは良い評判では無かったですアニメ)

 

 さて映画。原作だとほぼほぼ触れられてない宮城リョータくん主役の映画ですが、過去回想が頻繁に入っていて、これは結構、キャラがわからない状態で見てるとつらそうだな、と娘がちょっと心配になりました(高校生になれば理解出来ても、小学生だとちょっとついて行けないかなと)。

 前半戦はあっという間。コートは無限の広さじゃ無かった。さすが。

 

 船に乗り込む兄に対してのリョータの悪態は、非常にフラグだったわけですが、それを悔やんでいるのが、明言されていないことがちょっと意外でした。物語として、『あんなことを言わなければ』っていうのは、良くある所だと思うんで。

 あとは母親の複雑な心境は、同じ母親という立場からすると、分かるけど難しいねーって。男の子を育てるって大変だよね。

 アヤちゃんへのリョータのフィーバー振りがおとなしかったのは、物語のトーンを考えるとそんなもんなのかも? アヤちゃん…! ってのが好きだったのでちょっと寂しかった。

 

 肌の色がわりと彩度の低めな感じで、イラストだと結構のっぺりした印象を持っていたんですが、動くと気にならなくなりました。あと声優さんは、強烈に印象が異なる子はいなかったと思います。逆に、木暮さんが木暮さん過ぎて、びっくりしたくらい。各声優さんがアニメを参考に寄せたのか、ご本人の考えでそうなったのか、あるいは監督の指定でそうなっているのかは与り知らぬ事ですが、このヒットを見る限り、キャス変で見に行かないと言ってた方々も満足したんではなかろうか。

 

 Twitter応援上映のレポが上がってましたので、ご興味ある方は検索してみて下さい。応援上映って、各シーンの突っ込みをみんなで楽しむ機会だよなあ。現場に行ってみたいもんですが、わたし自身はなにも声出せないだろうな。いや、木暮先輩に一声掛けたい。大向こうのように……。こぐれせんぱああい! って……。

 

 ちなみに、娘は、ギャグパートではちゃんと笑っていて、見終わった後、楽しかったね、と言ってたのでよかったです。息子はどうかな? 実はコナン映画のトレードとして連れて行ったのですが、嫌な素振りは無かったのでヨシとしよう。

 

SD知らん子供に向けたざっくり人物紹介

 

 また何か面白い映画、見に行けるとよいなあ。

イメコンって結局なんなんだ?

 

 イメコン結構受けてるけどなんか質問ある? といにしえのイソターネット的な呟きをTwitterに投げましたら、おともだちから、『みんな楽しそうだけど結局イメコンってなんなの?』という質問を受けました。沼にいる側からすると深くて楽し〜〜って感じだけど、遠くから眺めてると、確かになんなんだ?ってなるかもしれない。そこら辺ちょっとつらつら書いてみたいと思います。

 ただ、受診者側の、つまりは素人視点で、かつ、イメコン自体も学問として体系で整理されている訳でも無く、聞き齧りの知識も多いので、『諸説ございます』『個人の解釈です』を念頭に、ふんわりと読んでいただければいいなと思います。

 

 

イメージをコンサルしろ!!

 イメコン。イメはイメージ、コンはコンサルティング。らくちんウィキペディア~(CV水田わさび)。 イメージコンサルタント - Wikipedia

 

イメージコンサルタントは、クライアントの目的に合わせて、職業やライフスタイルにふさわしい服装(ファッションスタイル)、ヘアースタイル、メイクアップ、カラーコーディネート、表情、姿勢、立ち居振る舞い、歩き方、話し方、マナーなど、トータル的に最適なパーソナルブランディングコンサルティングをするプロフェッショナルのこと。 装いをベースとした高度な印象管理術とパフォーマンス術とも言われる。

外から見えるビジュアルすべてをより磨くことで、内面までも磨かれるというアメリカのコミュニケーションノウハウから発祥している。また、同時に内面であるメンタル強化も必要とされ、それらを目的目標に合わせ融合し、クライアントに合わせた「なりたい自分になれる」サポートをするのが、イメージコンサルタントの使命である

 

 古くはアメリカ大統領戦のJ.F.ケネディのファッション戦略(青いスーツ、白いシャツ、赤いネクタイ)まで遡るとかなんとか聞いたことがありますが、まあなんだ、極端に言えば、本来の自分はズボラで鍋からラーメン直食いも厭わないけど、婚活時には箸より重いものは持ち上げられない清楚なお嬢さんを装って、入れ食い状態になりたい とか、本来の自分は小心者だけど社長として、他の会社社長と堂々とやりあうために舐められないようになりたい、とか、就職の際に、デキる人間であることを十二分にアピールしたい! とか、そういうときに助力してくれるのがイメージコンサルタントで、イメージコンサルタントのとこに行って相談するのがイメージコンサルティング

 何らかの目的を叶える為に、最も相応しい外見になるにはどうしたらよいか、をアドバイスを受けにいく行為のことですね。

 

 可愛い、庇護したいと思わせたいなら、淡い色合いのワンピースを着て、ロングヘアに多幸感メイクをしましょう。堂々として見られたいなら背を伸ばし、声を張りましょう、腕時計はブランド物を。デキる人間に見られたいなら、スーツもシャツも皺なく靴もちゃんと磨き、ハキハキ喋りましょう。……なんて感じですかね想像ですけども。

 

じゃあ最近流行のイメコンは?

 昨今、『イメコン』で括られていて有名どころといえば、骨格診断、顔タイプ診断、パーソナルカラー診断、パーソナルデザイン診断かな。まあ、他にも色々、テイストスケールとかパリ流とか、ほんとに色々あるみたいなんですが、ともあれ、これらの『イメコン』は、似合う服はどういうものかを教えてくれるものであるということです。もっと言えば、個々人が持つ個性と調和する衣類とは、どういうものかを提示してもらうのが『イメコン』。各診断は、根拠にしている『個性』をどこで見るか、どう見るかが異なっています。

 

 目的と戦略ありき、似合う似合わないという観点が第一目的ではないのが、本来の『イメージコンサルティング』で、似合う服の選定に主眼を置き、目的があってもなくても構わないのが『イメコン』なのかな〜、なんて思ってます。

 

メコンに行くのはこういう時

 じゃあ何故受けに行くのか、動機は何か、と言えば、『何を着れば良いか分からない』という理由が多いように見受けられます。

 この『何を着れば良いか分からない』ってどういうことよ? っていうと、1~2割くらいは『年齢が上がるにつれて、若い頃に好きだった服を着ても似合わない気がする…』に代表されるような『今までそれなりにおしゃれを楽しんできたけど、現在迷子』な方。8割くらいは『おしゃれとかよくわからん!!!!! 義務教育で習ってねえし!! でもこのままじゃなんかダメな気がする!!!!! たすけて!!!!』という方な気がします。わたしはこれ!

 あと、0.5割は、みんなが受けてるから楽しそう!! 似合うものはなんとなくわかってるけど答え合わせがしたい! って方かな。

 

 何を着れば良いか分からん、って悩みに対し、好きな服を着れば良いじゃん、っていう、正しすぎるにも程がある返し手があるんですけど、好きな服がある、って時点でもうレベルが違うんですよね。おしゃれ分からん勢、おしゃれLv1モブは、そもそも好きな服とかねえの。買える価格帯の、なんとなく流行ってそうな、体が入る服を着とるんじゃ(ノブ)。おしゃれな人にはこの感覚、仰天するんじゃなかろうか…。

 

 あとは最近の、コスパ・タイパの風潮もあるのかなと思います。アンテナ高くして、雑誌や色んなものを見て、色んな服をとっかえひっかえ買って成功したり失敗したりなんだりして、自分の『似合う』や『好み』を探っていくフローって、楽しい作業と言えると思うんです。でも、お金もかかるし時間も掛かるし、いつ正解にたどり着けるかどうかも分からない。おしゃれになるための投資というには(おしゃれがすき、服が好きならいざ知らず)、かなり壁が高い。

 だったら、その道のプロに、1時間~2時間程度でばしっと断定して貰った方が断然楽。診断料はそれなりに掛かっても、トータルで見ればコスパは上回る。そういうところもあるんじゃないかなと。

 

『イメコン』はなぜ生まれたか?

 同じ服を着ていても、似合う人と似合わない人がいるのは何故か、というのが出発点と小耳に挟んだことがありますが、真偽の程はわかりません。

 上に書きましたが、例えば、婚活で勝利する為に、淡い色の膝丈ワンピースを着ましょう、と助言を受けたとします。んで、まあ着ますわな。そうしたら『清楚なお嬢さん』という記号は得られます。

 でも、それが似合うか、もっと言えば、その人を魅力的に見せるか、といえば、おそらく『人による』んですよね。

 

 身長、体重、性別、髪の毛の長さ、それらが全て同じでも、似合う服は同じではなかったりします。血縁のある兄弟姉妹、親子でもそう。

 その根拠を、色に求めたのがパーソナルカラー、体つきに求めたのが骨格診断、顔に求めたのが顔タイプ、PDは全身の印象を見ている、ようです。

 

 ちなみに『似合う』というのは、イメコン的には、調和している(違和感が無い)、という意味です。

 マシュマロを人にプレゼントするとき、パステルカラーのシフォン生地の布でふわっと包んだりリボンを付けるのがよさそうだけど、新聞紙に包むのはちょっとちがう。でも、焼き栗なんかはシフォン生地で包んだら違和感がありますよね。新聞紙で作られた袋に、粗雑に入ってる方がまだ合う気がします。

 そういう、他者視点による、普遍的で感覚的な、合う、合わない。固い物には固い物、柔らかい物には柔らかいもの。かわいいものにはかわいいもの。かっこいいものにはかっこいいもの、と、同質のものを合わせるのがセオリーです。

 ある一部のオタク文化として、筋骨隆々の男性キャラクターに対し、上記理論では『似合わない』と判断されるであろうリボンやフリフリのエプロン着せたイラストを描いたり、バブとか可愛いとかようじょとかママとか呼んで愛でる事象がありますが、それはその描く側、見る側、呼ぶ側が『そうであってほしい』あるいは『そう言う風に捉えている』からこそ、『調和している(違和感が無い)』と認識出来ちゃってるんだろうなあ。ま、人の嗜好も愛で方もそれぞれでヨシ! 閑話休題

 

ざっくりイメコン概要

 ざっくりコンパクトに、把握してる範囲内で。詳細はググっていただくとして…。

パーソナルカラー診断

 自身を、一番綺麗に見せることのできる『色』を見つけるのがPC診断。基本はフォーシーズンと言われる四分類で、Spring、Summer、Autumn、Winter。派生で12分類とか16分類とか色々あるようです色だけに。色だけに(もうええ)。

 似合うってのは調和ってことだよ、と言った舌の根も乾かぬ内なのですが、PCに関しては、似合うのは『色が調和している』だけじゃなく、『色で調整した結果』ということもあったりします。

 

 イエローベース、略してイエベは、SpringとAutumn。ブルーベース、略してブルベは、SummerとWinter。イエベ春、ブルベ夏、なんて言いますね。

 イエベ春というからにはブルベ春もあるだろうと、勘違いも生みがちですが、おそらくこれ、Web検索時にヒットしやすいようにわざわざ『イエベ』あるいは『ブルベ』をつけているんじゃないかなと個人的には思ってます。Spring、あるいは、春だけだと一般的な単語すぎてノイズが多すぎる。

 

 得意な色を身に付けると、痩せて見えたり、肌が綺麗に見えたり、イキイキとして見える(似合う)。苦手な色を着ると、クマがひどくなったりシミが浮いたり、げっそりして見える(似合わない)…など言われています。

 

骨格診断

 骨太さ、華奢さや、筋肉のハリ感などを元に、その人の見た目から受ける触感を元にするのが、骨格診断。今は細分化している流派も多いんですが、ベーシックな三分類は、ストレート、ウェーブ、ナチュラル。骨スト、骨ナチュ、と略されたりもするようです。ウェーブは『骨格ウェーブ』って言っている人が多い印象。

 

 各タイプには、想定される体格がそれぞれあるため、スタイルアップして見せることができる、裾の長さ、袖の形状、首回りのカット(V字とかラウンドとか)なども一緒に教えて貰えます。

 

 ただし、骨格診断は、テイストは守備範囲外。テイストってなんだっていうと、カジュアル(活発的)とかフェミニン(女性らしい)とかマニッシュ(男性らしい)とか、服から受ける印象のことすね。

 とはいえ、素材とテイストって、結構イコールで結ばれがちであったりもします。例えば、骨ナチュは粗さや重さのある生地が得意ですが、そう言う生地ってデニムとかリネンなんですよね。この両者、どうしたってフォーマルではなくてカジュアル、リラクシーに傾いていってしまう。でも、骨ナチュの人がみんなカジュアル得意かっていうとそうではないよね、ってのがあったりします。

 

顔タイプ診断

 顔の輪郭線や、パーツの形や配置、大きさから『テイスト』を導くのが顔タイプ診断。子供顔、大人顔の2タイプに、顔パーツの直線感、曲線感を掛け合わせて8種類にタイプが分かれます。

 顔写真を撮って定規で測り、数値で分類する手法。そういう意味では、一番論理的と言えるかも(誰が分析しても、同じ答えが出る……はずなので……)。芸能人を見て、顔と服の関連性に気づき、確立した診断方法…だった、んじゃなかったかな…。

 

顔タイプ診断マトリックス

 タイプ分けはこんな感じ。

 子供顔の人は子供っぽい服=カジュアル系。大人顔の人は大人っぽい服=きれいめ。

 曲線要素が多ければガーリー・フェミニン傾向、直線要素が多ければマニッシュ傾向。

 ざっくり言えば、キュートタイプは顔が可愛い系なので可愛い服を着ましょう、クールタイプは顔がカッコイイ系なので、カッコイイ服を着ましょう、となります。

 

 確かに顔ってその人の印象の8割くらいはさらっていくんだろうな、と思うんですが、バストショットのWeb会議画面ならともあれ、リアルだと顔には身体がくっついてくる(そらそう)。んで、人って、顔から身体の印象も期待するんですよね。顔が可愛ければ華奢さや細さ、顔がカッコよければ、骨っぽさや細マッチョ的な。

 顔と身体の属性、性質が同じなら、ぜんっぜん問題ないんですけど、そこにアンバランスさがあると、顔の印象だけで選んだ服はなかなか難しそうだなあというのが、実感としてあります…。

 わたしは、顔タイプ診断では腑に落ちる結果が出なかったんですよね…。あれこれ見てるとそういう方、少なからずいらっしゃるようです。測定や分析が間違っていたのか、体型その他の要素が絡んでいるのかは分からないのですが、バッチリハマる人とハマらない人は現実として存在するみたいです。

 

 手法を作り上げた方の、本来の意図とは異なると思うんですが、こういう雰囲気の服が着たい、こういうタイプなりたい、でも、イマイチ上手く行かない……という方が受診すれば、その理由が明確に出るし、理想に近付く為に、顔(メイク)をどうすれば良いか、が明確になりそうだなと思います。

 

パーソナルデザイン診断(PD)

 顔立ちや体つき、態度などから受ける総合的な印象(その人自身のデザイン)を元にするのが、パーソナルデザイン診断。デザインってことばの言い換えがなんとも難しいすね。

 

 『パーソナルデザイン診断』と名前のついている診断は複数あるようで、タイプ名が一部違っていたりとか、内面的・性格的なものも診断材料にするとか、外見だけに留めるとか、診断結果をどう表すかとか、まあなんかいろいろ違いがあるみたいです。でも同じ『パーソナルデザイン』と称しているので、ややこしいね…。ともあれ、わたしは、ベストカラーコム発祥のPD診断(SNSでは本家と呼ばれているようですが)を、松重うい先生に見ていただいています。

 

 ロマンス、フェミニン、ファッショナブル、グレース、ナチュラル、キュート(ボーイッシュ・アバンギャルド・ガーリー)の6タイプ、8デザインで、メインとサブの二つのデザインとなります(ただし、キュートタイプはキュートタイプの中で完結する)。

 

blastedbloom.hatenablog.com

 

受けるとしたらどうしよう?

 わたしが、お友達から「初めてイメコン受けるとしたらどれがいい?」って聞かれたら、断然PDを推します。それも本家のPD。だって話す時に齟齬が起きないから(笑。

 それはともあれ、PD診断は、骨格で教えてもらうこと(生地、素材感)、顔タイプで教えてもらうこと(テイスト)が網羅されているというのも大きい。あと、PD診断には必ずパーソナルカラー診断(PC)も含まれるので、別途受診する必要がないのも楽。骨格はこっちのサロン、顔タイプはこのサロン、PCはこっちのサロン、って手間も時間もお金もかかるからね…(まあ今は、単独の診断のみのサロンさんって少ない方ではありますが)。

 

 それに加え、わたし自身が、骨格診断でも顔タイプ診断でも、振り分けられたタイプの典型例とは異なる点が多く、勧められるものが上手く活用が出来なかった、っていう経験もあります。ただ、これってPDも同じ事が言えるので、偶然わたしは、PDがハマった、っていうだけの話でもあって、顔タイプで、あるいは骨格診断で、バッチリ! って方も勿論いらっしゃいます。診断に優劣があるのではなくて、その診断にハマるかどうか、なんだよね。

 

 そもそも、三つなら三つ、十なら十、数が限られた『タイプ』に分ける、ってことは、一番近い物に無理やり当てはめる、ということが起きる可能性があるってことは、認識しておかないとだめなんですよね。細分化し、タイプ数が増やせばその可能性は減りますが、今度は『タイプ別』という手軽さは失われていく。四角形の角を永遠に増やしていけば円になる、みたいなもんで、そんな細かにやってくんならタイプに分ける必要性がなくなりますわな…。

 このSNS時代、タイプ別診断が盛り上がってんの、やっぱり、タイプ毎にキャッキャできるからってのもあるはずなんですよ。ハッシュタグで交流のきっかけになったりとかね。

 

 要するに『タイプに分けました! あなたは○○タイプ! ○○タイプに合うのはこれ! 以上終わり!』では駄目なわけです。それで済む人もいるけど、『あなたは○○タイプ! だけどこのタイプの典型とはこう言うところが違うので、洋服を選ぶときはここを気にした方が良いわよ!』まで行かないと、診断というものにはならないんすね……。むずかしいね。

 

 サロンをどう選ぶかについては、受診レポ含めた口コミが一番かな~。ただ、悪い口コミをサロン名出して書く人はいない(そりゃそうじゃ)。なので、サロンを主催している方の発信(TwitterとかInstagramとか、最近はBlogをやってる方はあんまりいないけど、Blogがあるならそちらも)も合わせて、診断してもらいたいかどうかを考えるのがよさそう。

 

 評判の良いアナリストさん、サロンは、抽選になることがほとんどですが、そこはもうしょうがないと割り切るしかないすね…。当たるまで申し込めば当たる!ガチャ精神。

 

メコン受診したら即似合う服を選べるようになるか?

 残念ながら、答えはNOです。NOなのかよ!!!笑 そんなに万能じゃねえのよ。

 

 イメコン受けて、タイプが分かって、似合う服がどう言うものなのかを教えてもらえて、じゃあ分かるじゃん、ってなりますよね。みんなそれを期待して受診する。でも、リアルで販売されてる服って、別にイメコンを基本にして作られているわけではないから、参考資料を握りしめて出かけていって、ある程度絞り込みが出来たとしても、うーん? ってなっちゃうんですよ。これはまじでそう。SNSで□□タイプさんがすごい良かった~! 紹介されたものを買っても、同じタイプだよね? あれ? ってなることもあります。

 

 ファッションフロアに立ち並ぶショップ。それらに飾られた服。そこから、自分に似合う服を嗅ぎ分け、見つけ出すには、それなりの修行がやっぱり必要なんだよなあ。

 目を肥やし、ブランドを知り、その色を知る。実際に着て、成功か失敗かを見極める。そういう知識と経験を経て、やっと自分一人で似合う衣服を買う、までたどり着くことが出来る。そう言う風に思ってます。

 

 結局の所、イメコンって、ファッション大好きな方が年月とお金を費やして積み上げてきたトライアンドエラーを、ある程度ショートカットするための手段でしかないんですよね…。

 

 なんだか良く分からない、きらきらしていたファッションなるものの敷居を下げ、あまつさえ好きになれて、自分が似合うと思う好きな服が分かり、探せるようになる、そのとっかかり、指針。それを得ることができるもの。

 それが『イメコンって結局なんなんだ?』という問いに対するわたしの答え、になります。イヤ答えになってんのか? まあそんなかんじです。

 

 

 余談ですが、わたし、アナリストさんとお話しする、お話を聞くのがすげー楽しいんですよ。知的好奇心がガンガンに刺激される。ほんと楽しい。あちこち受診したいって思うのは、そういうところもある気がしますね。

 

 あー、なんかお友達とショッピングしに行って、これいいよ〜か似合う〜とかキャッキャはしゃぎた〜〜い。行こうね、ってお約束したおともだちがいるから、待ち遠しい。そういう種類の潤いが欲しい。うおおお。ひとがひとの金で似合う洋服を買うのが見たい!(なんだそのヘキ)

ファンデーションを選ぶ

 ファンデーションを選ぶのが結構大変なタイプっぽいぞ、ということがわかったので、書き留めておきます。

 

 

何がそんなに大変か?

 そのものずばり色です。わたしはブルベ冬ですがブルベの特徴に挙げられがちなピンク肌ではなく、いわゆる『黄み肌ブルベ』です。BAさんに見てもらって購入するファンデーションの色味は大概ニュートラル、あるいは、ブランドの中で標準色、とされている色(あるいは標準色のうち明るめの色)が多いです。

 ただね、つい最近、本当につい最近、そういった色のファンデを塗ると、顔色が赤ら顔、あるいは、シミが浮き出して全体的にグレーになることがわかったんですよ。

 

 …遅ない? 化粧し始めて何年経ってんの? って話なんですが、いやさあああ、あんまメイクしてこなかったからさあああ。

 会社に行く際は、『メイクした』って事実が欲しいだけで、化粧直しなんかほぼしないし…。すっぴんでも別に怒られるような職場でもないから、だいたいすっぴんだったしね。崩れようが何しようが、気にもとめてこなかったんだよね…。

 

 なんつーか、おしゃれ偏差値が低いにんげんがこちらですよ、って見本のようでございますけれども(いやまあ今も低いままですが)、ともあれ、そんなわたしに気づきのきっかけがありました。それは、PCと他イメコンの資格をお持ちのメイクアップアーティストさんにメイクをしていただいた時のこと。綺麗にメイクしていただいたはずなのに、すぐに撮っていただいた写真を見ると、全体的にグレイッシュなくすみ(シミも超浮く)がすごくて、さらにチークが悪目立ちしてて酔っ払ったようなほてりに見えたんですよね。どうした???? ってなるくらい。帰宅した時にも写真を撮ってるんですが、それも、肌色からしてものすごく疲れて見える。

 

 使っていただいたのは、デパコスのピンク下地と、ニュートラルカラーのデパコスファンデーション。チークもそうです。どれもこれも有名どころ(誤解されると困るので、ブランド名は伏せておきます)で、ベスコスに選ぶ人も多い代物。

 技術が悪かった、訳ではない。メイク用品も悪くは無い。色の選び方も(PCの資格をお持ちなので)、おかしくはないはず。いや素材は悪かったのかもしれないけどぉ!!!笑 じゃあなんでだろう?

 

よくよく考えれば…

 メイクして出かけて、帰ってきたら肌色がくすんでいる、っていうのは、わたしにとっては普通のことでした。一般的にもそれほど奇異なことでもない…と思っています、が、どうなんだろ…(自信無くなってきた)。

 時間経過で化粧は崩れるものですし(マスクがあるなら更に加速する)、身体が疲れているのなら顔も疲れてくすむのは当然で、前述した通り、”””””そういうもの”””””と片付けていたんですね。

 でも、写真を撮ってもらったのは、メイクして貰ってすぐ。時間も経たずにこんな肌色になるかあ? ただ、自分が持ってるファンデでも、BBクリームも、時間が経ってメイクが崩れてたら同じ症状になってたわけで……。ん? いや、これ、『崩れてるから』とかいう話?

 

 そこから、グーグルにキーワードを突っ込んで、あれこれあれこれ調べてみた結果、アンダートーン、グリーンベース、オリーブ肌、という単語にたどり着きました。

 

トーン、ベース、それからイエローとブルーとグリーン

 ファンデーションってなんで塗るかっていうと、定義上は、肌の保護(乾燥とか埃など)と、肌むらの調整(色や凸凹、質感)のためなんだそーです。つまり肌を綺麗に保ち、綺麗に見せるためのカラーアイテムなんですね。あんま意識しないで塗ってたけどもね!!! 

 基本的には、自分の肌色に最も近いものを選ぶのがセオリーです。ほぼほぼ無塗装の首が近くにあるので、綺麗にトーンアップさせて完璧に仕上げても、色の差があると不自然さが浮き彫りになる。だから、首と顔の境界線上に塗って色の近いものを確認しましょう、とよく言われてますね。

 YouTubeのショート動画を眺めてると、たまに中国か韓国かの方の、別人変身系メイク動画が飛び込んでくるんですけど(踊りながらメイクするやつとか)、顔をファンデ等で凄まじくトーンアップさせたら、首もきちんと塗って色を揃えてて、なるほど隙がねえな……ってなります。中国、韓国の方だと、美しい顔=白くて明るい肌、っていう概念があったりするのかしらん。みんなやたら白くしているように感じる…。ただ、首まできちんと仕込むメイクがデイリーメイクなのか、メイク技術を誇るための、SNS向けのものなのかちょっと分からんのですけど。(ステージに立つアイドルさんたちは、ステージメイクとしてやってそう)(一般人が実際にやったら服が大惨事になりそうだし崩れた時に悲惨だねえ)

 

 つまり、ファンデーションは、肌の色に近く作られている。言い換えると、そのファンデーションを作ってる化粧品メーカー、ブランドが、肌色をどう捉えているか、っていう話になります。バリエーションは、黄色っぽいかピンクっぽいかどっちでもないか、の三種が多く、ラベリングは、国やブランドによってまちまちですが、まあ大体こんな感じ。

  • オークル(イエロー・ウォームトーン・イエベ)
  • ピンク(ピンク・クールトーン・ブルベ)
  • ニュートラル(上二つのどちらにも偏ってない)

 上記の場合のイエベ、ブルベはパーソナルカラーとは別で、色の識別の話なのでややこしいな…。

 PCイエローベースでも肌がピンクの人もいるし、PCブルーベースでも肌がオークルの人はいます。PCイエベならイエベファンデ、ということではなくて(それでOKの方もいるんですけど)、肌色がイエローベースの色かブルーベースの色(イエローが少ない)、です。イエベブルベ表記は、どうしたってPCとごっちゃになるので、アンダートーン(基底色)って言った方が誤解がないかな。でも、アンダートーンって単語、日本じゃあんまり聞かないすね。

 同様に、ウォームトーン、クールトーンも日本じゃあまり使われないですが、温かみのある色=黄色系統、涼しげな色=ピンク系統、ということのようです。黄色よりピンクの方が暖かそうな気もしないでもないんだけど、欧米だと太陽の色が黄色だからかしらん…。

 

 さて、肌色を見て、イエローの選択肢が消え、ピンクの選択肢も消えれば、残るはニュートラル……になるんですけど、実のところ、選択肢はもう一つ残っている。何かといえば、グリーンです。グリーン??? ってなるよね。なるなる。

 

イエローの主成分

 人は色を、光の三原色で見ています…ってはなしは前にも書いたので繰り返しになりますが、RGB、つまりRedGreenBlueの3色で色は構成されています。イエロー無いやんけ、ってなりますが、イエローは、RedとGreenが混ざった色なんですよね。

 

 肌の色はRGBいずれも混ざった複雑な色ですが、例えばブルーアンダートーンのピンク肌を作るとしたらこんな感じ。

 イエローアンダートーンは黄みよりの肌。RGの値は同じだけど、Bの値がピンク肌の時より少なくなりますね。

 さて、上記の共通点は、Redが大量に含まれている(最大値)ことです。まあ、血の色が赤なので赤が含まれるのは当然なんですが、そのRedを引いた、いわゆる『血色の薄い肌』というものも存在します。

 これが、いわゆる『グリーンをアンダートーンにもつ肌色』で、『オリーブスキン』です。『白っぽいマヨネーズの色』と例えている方がいらっしゃいましたが、色白な方だとそういう感じに見えるようです。

 

 下記まとめサイトにある、肌色の画像がかなりわかりやすいので引用します。(って書いてたら、サイトがなくなっちゃってますね。復活すると良いけど最近更新も無かったから望み薄かな…)

 

kireimatome.net

 

 COOLはまるっきりピンクなのでわかりやすいから除外するにして、Warm+Saturated(黄み肌+高彩度)、Olive+Saturated(オリーブ肌+高彩度)、Neutral+Saturated(ニュートラル肌+高彩度)は違うけど似たような色に見えます。これの違いは何か、といえば、オレンジの存在です。

 

 オレンジは、絵の具的には赤と黄色で作りますが、RGBだと、RGで作ります。RGの両方が強いと黄色に、Gが強いと緑になるので、Rを強めてGを少なくすると、綺麗なオレンジになります。

 

 

 Rが少なくGが多いオリーブはオレンジみはほぼなし。RGが両方多いウォームは、オレンジではなく黄色をより強く感じます。

 つまり、黄みにも青みにもよらないニュートラルというのは、結果的にオレンジになるようです。昔、絵の具やら色鉛筆やらで存在した『はだ色』が、今は『うすだいだい(Pale  Orange)』と名称が変わっていますが、肌の色はオレンジの延長線上にあると人が認識している証左とも言えるかもしれないですね。

 

ファンデの違和感

 さて、オリーブスキンの人が、ニュートラルファンデを塗ると赤らむというのは、元々の肌色に赤みがない(=オレンジではない)のに、赤み(オレンジ)を足す(強くする)ことになり、馴染まず浮き出てしまうから、と言えるのかな、と思います。それだったら、赤みよりも黄みを優先させて、ウォームファンデの方がまし。という話になりそう。高彩度のウォームなのに、ブランドによってはあうものが無くニュートラルにされてしまう人も、同じような現象になりそうです。

 

690: キレイ職人さん 2021/07/30(金) 21:49:47.41 id:KIH8y/ic0
なるほどね
>>2(注釈:上記画像)でいうオリーブや低彩度(注釈:Muted)ウォームみたいなファンデがみつからない場合に
高彩度(注釈:Saturated)オリーブ肌→高彩度ウォームファンデで妥協できなくもない。ニュートラルファンデは論外
低彩度オリーブ肌→高彩度ウォームファンデを彩度で合わせると明るさのずれが大きくなるので低彩度ニュートラルファンデのがマシ
ってことか 

 

 上記サイトに掲載されてた書き込みですが、たしかに、高彩度だとオレンジが強いのでニュートラルはNG。

 低彩度だとくすむのでオレンジは押さえられますが、そもそも低彩度のファンデってあんま見なくないか……? 低彩度の肌色を持っている人は、ベースがどれだろうとなかなか合うものがない、かもしれない…。

 

オリーブスキンを疑え

 さて、自分がオリーブスキンかどうか、自分の肌のアンダートーンがグリーンかどうか、というのは、自分では正直判別がつかないんですよね。口を窄めて鼻の下の肌が緑っぽく見えたら、とか、血管を見て静脈の色が青と緑どっちもあったら、とかググると出てきますが、判別方法として正しいのかどうか…。まあ、どちらも当てはまるっちゃ当てはまりはするんですけど……。

 肌の色を確認するには、いろんな人と比較するのが一番なんですが、そういう機会ってなかなかないし、すっぴんじゃないと比較できない。昔の写真を見返してみると、確かにグリーンがあるようにも見えなくもないけどよく分からない……みたいな感じで終わってしまう笑。

 あれこれ調べてみると、パーソナルカラーのグリーンベース(ってのが最近あるんです? 1st/2ndがイエベブルベで異なってるとそうなる可能性が高くなるという話ですが…)と、ごっちゃになってる解説もあるようで、なーにが正しいんだかさっぱり。

 

 スタイリストさんやメイクアップアーティストさんでも、オリーブスキンについて語ってる方は(わたしの観測範囲では)見かけないです(もしご存知なら是非教えてください)。欧米だと少数派、アジア系だとそれなりに存在するって書き込みも見ましたが(だから欧米系のメーカーで、オリーブスキン向けっぽいと言われるファンデはすぐに廃盤になりがちの模様)そもそも本当にオリーブスキンという分類があるんじゃろうか? ってレベル。単純に血行が悪いだけじゃないの? みたいなことを仰る方もいるようで。でも、黄色もピンクもニュートラルでもファンデが合わないという人がいて、困ってるのは現実な訳です。

 

ものは試しだ! 実験だ!

 見てもわからないなら、じゃあ、やってみりゃいいじゃん、ってことで、試しに、オリーブスキンの人が合うというちふれのBBクリームを買ってみました。もしこれが違和感なく馴染んだら、オリーブスキンの可能性が高いってことでいいのでは? しかもちふれなら、そこそこ安価で、全然合わなくて使えない、ってなっても罪悪感は薄い。あと近所のスーパーで取り扱いがある!

 

www.chifure.co.jp

 

 買ったのはオークル系1。このWebページでは色味なんかぜーーーんぜん分からんね(笑。出してみると、グレイッシュで、ファンデの色としては見たことのない色。恐る恐る塗ってみるとまさに『自分の肌の延長線上』って感じで馴染んで、びっくりしました。あ、もしかしてファンデってこういうものなの??? みんなこういう体験をしてるわけ??? って愕然としました。あれにはびっくりした……。

 ただ、乾燥するんですよね〜。あと、塗った直後は良いのですが、わたしにはちょっと暗いなと感じることが多かったのと、たまにグレーみやグリーンみが前面に出てくる時があったので、メインに使うのは違うかな、という印象でいます。でも赤くならないし、手持ちのニュートラルファンデを塗った時みたいな汚さはない。どっちがいいか、といえば、ちふれの方が断然良い。という感じです。

 

 とにかく、オレンジは避けるのがよさそう!!! ということで、次に買ったのがiHerbのファンデです。

 

iHerbで買ってみたファンデ

 Enoughという韓国のメーカーの『コラーゲンモイスチャーファンデーション』の13番。4月時点で646円

 

 商品サムネイルはものすごいオレンジなんですけど、カスタマーレビューの写真を見ると、オレンジではないんですよね。ちょっとグレーみのある色。こりゃいいんじゃないの? と買ってみたら、ほんとによかった。

 

 なにしろ、モイスチャーを謳うだけあって、全然乾燥しないし、肌にすっと馴染みます。伸びも良い。色味も、ちふれのときのような感動があり、かつ、グレーやグリーンに落ちない。すばらしいのですが、いかんせん香りが凄いのよ……。

 

 韓国のメイク品の香り、わたしは割と苦手です。フランス系はそれほどでもないのですが……。しかも、これは別格で香りが強いので、香りで酔うひとは避けた方が良さそうです。ジャスミンの香り、と言われてますが、ジャスミンっていうより芳香剤。勿論、時間で薄まりますが、肌に乗せてからそれなりに時間をおかないとマスクをしたときに辛いかも知れない。

 

エルメス様のファンデ

 次に、何を思い立ったか購入したのがエルメス様のファンデです。バームファンデーション〈エルメス プラン エア〉 20。

 

 ちょっと前にタッチアップしてもらったら超よくて、延々悩んだ挙げ句に買いに行きました。じつは、フェイスポインターのサロン帰りに行ったのが何を隠そうエルメスです……。

 

 色の説明は『ゴールドを帯びた明るいベージュ』。付け心地は、伸びが良くて馴染みも良くて、気持ちが良いです。香りは『アルニカとサンダルウッドを合わせた香調にグリーンティー』だそうで、甘く柔らかく、しかし甘すぎず、さらっとしています。不思議な存在感。わたしの好みとはちょっと違いますが、良い香りです。

 こちらのファンデ、気難しいらしく、有名デパコス下地だとモロモロが出やすいとかなんとか。ただ、わたし自身はモロモロは経験したことがないです。

 ちふれやiHerbのファンデと比べるとかなり明るく、彩度も高い色なのですが、首の色にあわせるとこの色が一番近いようです。肌と同じ色を重ねるというよりは、カラーコントロールと同じような働きで、くすみを飛ばすイメージ。ほわっと薄膜が張る印象。潤いがある肌のままキープ出来る感じがします。

 

スウォッチ・ウォッチ

 ためしに手持ち全部出してみました。午前中、東向きの部屋のレースカーテン越しが『日なた』。窓から1.5mほど離れた場所が『日かげ』。多分、PC診断をするときの状況は、『日かげ』の方が近いんじゃ無いかなと思います(明るいけど直射日光が差さないところ)。写真は、色味調整含めた修正はしていませんが、結構な差があるもんですね…。部位は、左手の手首から少し下のあたり。

 

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 シュウウエムラ:ライトバブルフルイド 574 『ニュートラルのやや明るめ』

 キャンメイク:パーフェクトセラム BBクリーム 02 ナチュラル 

 ちふれ:BBクリーム オークル系1

 iHerb:コラーゲンモイスチャーファンデーション #13

 Hermesエルメス プラン エア 20

 

 ライトバブルフルイドはすげー古いファンデ(笑。なんだか捨てられなくて持っているという…。シュウウエムラは、ブランドで色番号を統一していると聞いたことがあります。因みに、色番号の意味合いはこれ。標準色は、564です。明度さえあってれば色相はどれでもOKなのがシュウウエムラのファンデなんだそうで…。

 ・百の位が色相(数字の大きさ:ピンク<ニュートラル(5)<イエロ-)

 ・十の位が明度(数字が大きい=明るい 数字が小さい=暗い)

 ・一の位が彩度(数字が大きい=あざやか 数字が小さい=グレイッシュ…かな?)

 

 これで見ると、iHerbが一番グレイッシュ。肌との差もそれほどなさそう。シュウウエムラキャンメイクは、下みっつに比べるとやっぱりオレンジ。エルメスは黄色。

 やっぱ色は比較しないと分からないなあ……。絶対音感もないんですけど、絶対色感(そんなんあるんか?)もないでござるよ……。

 

 今後買うとしたら、ひとまずニュートラル、オレンジの入ったファンデは避ける方向。肌色だけを見ると多分ニュートラルになるのでBAさんとはよくお話ししないとだめそうね~。

 わたしのように、ファンデ付けるとどうも変だな?っていう方は、自分の肌色のトーンはなんだろな~ってところから考えてみるのが良いかも、です。

 

 

番外)チーク要らんのでは問題

 ちょっと横道に逸れますが、赤に転ばないファンデを付けるようになって、実感したこととしては、わたしに血色感は不要だな…? ってことでした。これは肌の色みより、テイストとして不要な感じがしています。

 肌色に血色が無く、スン……ッ、てしていたほうがスッキリして見えるし、スッキリしているほうが垢抜けて見える、気がするんですよね。色が乗ると髪の毛と肌色のコントラストが弱まるからかもしれない。

 血色は、リップで補えるので、唇に色は必須ですが(彩度の低いブラウン系のリップより、赤みのあるほうが良いのかもなあ。これ、着てる服にも因りそうですが…)。

 PDファッもチークよりブロンザーなので、そういう感じなのかもねえ。どうなんでしょうね……。ブロンザーもあんま上手く使えた試しがないのだよな……。ああ、おれのメイク道は果てなく続く……!

 

 

SHE is like

 先日、娘のダンスの発表会がありました。コーチのご縁で、他のダンススクールの発表会に混ぜてもらった形です。出演者全員が笑顔で舞台から手を振り、ゆるゆると降りて閉会を示す緞帳に、もう耐えきれないほどの大号泣をしました。

 

 ***

 

 ダンスは娘が習いたいと言って、小学校入って直ぐに始めた習い事です。保育園の頃から体操を習いに通っていたスポーツクラブの教室で、半年~1年単位で担当コーチが変わるものの、ずっと女性コーチのもとで元気に楽しく踊ってました。ステップもすぐに覚えたりして、クラスの中でも結構上手い方だったんじゃないかな~親の欲目(笑。

 まあ楽しんでるからええこっちゃ。そう思って1年が経ち、2年が経ったある日、臨時でやってきた男性コーチに、大きな声で間違いを指摘されたことをきっかけに(わたしはその場にいなかったので、どのような調子かはわかりませんが、本人はひどく恐怖を覚え、自信を喪失したようです)、まったく踊ることが出来なくなってしまいました。

 

 実はその二ヶ月ほど前かな、小学校の通学中に見知らぬ上級生からひそひそと陰口を叩かれる、という事件が起きていました。

 娘はショートカットで、わたしとしてはとても可愛いと思っているのですが、『(髪の毛が短くて)男みたいなのにピンクを着てる』『男みたいなのにスカート履いてる』と、そんなことを直接的ではないにせよ、聞こえるように言われたらしいんですね。

 

 なにその封建主義的思考〜〜!!! この令和に?? 小学生が??? そんなことを言う??? 親はどう言う育て方してんの??? ってわたしは非常に腹を立てたのですが、何せ犯人はわかりません。言われた内容についても、そもそもそんなことを言われること自体についても、娘にとっては晴天の霹靂であったろうと思います。

 そこから、スカートはイヤ。ピンクもイヤ。フリル的なひらひらもイヤ。女の子っぽさを想起させるものは全て拒絶するようになりました。イメコンを囓った母としては、まあそうね……似合う方向ではないけれど…と納得しつつ(なにせ直線タイプっぽいし、キュートボーイッシュ感あるし)、あまりに強い拒絶感に、本人の好みを育てていく中での可能性や選択肢を潰されたような、やりきれなさはありましたが。

 

 登校はわたしが同伴するようにしましたが、足が重く、通常の倍以上の時間がかかりました。やっとのことで到着しても、人の目が気になって教室に入れず、廊下に机を出したり、少人数教室で気持ちが落ち着くまで個別に勉強していたりしたようです。3-4時間目にもなれば教室に入れてクラスメイト達とも過ごせるようになり、元気に帰宅するのですが、翌日になると元通り。

 学校にはスクールカウンセラーもいて、専用の部屋があるため、最初の頃は受け皿になってくれていましたが、スクールカウンセラーも良し悪しがあるんだなあ…というのを痛感する結果になりましたね……。保健室の先生、担任の先生、教科担任の先生方が、じっと待つ姿勢でいてくれたことだけが救いでした。

 

 ともあれ、娘の精神状態はそんな感じだったので、ダンスの際、『叱られた』レベルにも満たない注意にしても、ひどく深刻に受け取ってしまった、のかもしれません。以降、レッスンはわたしが同席しないとだめだし、わたしと1mも離れられない。やろうとしても、上手く出来ない自分を責めて泣く。始終そんな感じで、コーチやレッスンに参加してる子供達からかなり離れた場所で軽いステップだけ踏んだり、見学だけで終わることもありました。

 件の方とは別人だろうと、『ダンスを男性コーチから教わる』こと自体がNGになってしまい、教室に入ってから、担当変更で男性コーチになっていることが分かった瞬間に、おやすみにさせてもらったりもしました…。あれは、ほんとに申し訳なかったなあ。しかも、体操の方では全然問題なく接してるコーチだったので、心底なんで??? ってなったろうな……。(そう、体操の方は全く問題なく元気に参加していたので)

 

 今までコーチをしてくださっていた方達は、豹変してしまった娘の状態に驚いてしまったようで(そりゃそうだ。元気に踊ってた子が、竦んで棒立ちになったままだったり、全く踊ろうともしなくなってるんだもんな)、事情を話すと非常に申し訳なさそうに謝ってくれました。教室に来てもなにもせず、心を閉ざして反応も薄い娘に対して、注意する事も怒る事も説得するような素振りもなく、たまにちょっと誘いを掛けることはありましたが、こちらでも基本的には待ちの姿勢でした。

 子供向けのクラスは、スイミングと体操がメインのスポーツクラブなのですが、就学前の子供達を受け容れていることもあって、子供マニュアルがかなりきちんと整備されている印象を受けています。嫌がったら無理強いしない、とかね。そういう…。

 娘のことはエスカレーションされていたようで、男性コーチが臨時で入ることになった時は、わざわざ電話連絡が入ったりもしました。ありがたいことですわ…。

 

 

 時間が経って夏期休暇が開けると、心境に変化があったのか、ぼちぼちと一人で学校に行き、それなりにすんなりと教室に入れるようにもなりました。でも、ダンスの方は全くもって変わらず……。

 不思議なのは、ダンスのレッスンを辞めたいとは言わなかったことでした。わたしの方が付き添いに疲れてしまい、辞めてくれた方が楽なんだけどなーと思うくらいだったんですけども笑。レッスンの輪にいる子と我が子をどうしたって比べてしまうし、なんでこんなことになってしまったのか、と恨みの気持ちは湧くし、同じような見学の親御さんから奇異の目を向けられているような『気がする』し、時間は拘束されるし……。でも、辞める? って聞いても、辞めなかった。

 そうこうして一年。ダンスレッスンのメンバーにも変化がありました。コロナ禍も落ち着いた頃合いだったこともあって、これを機に習い事を、と小さな子がぼちぼちと増えたんですよね。そうなるとレッスン内容は、一番出来ない子を基準にせざるを得ず、簡単なステップ練習ばかりになりました。

 娘は、階級テストも全て合格してしまっていたし、今更ステップを念入りに教えて貰っても……と持て余しているようでした。半年ほどその状態を続けた後、もっと違うダンスを習いたい、と言い始めました。

 

 まだダンスやんの??? と思ったものの、口にはせず、わたしが言ったのは、『でも、今みたいに、ママがそばにいて、一人だけコーチから離れた場所でレッスンを受けたりすることは出来ないよ』でした。何度も念を押しても、大丈夫だ、と本人の意思は固く、そこまで言うなら…、と教室を探すことにしました。

 ダンスの教室と言っても、HIP-HOP、K-POPのアイドルダンス、テーマパークダンスといろいろです。希望を聞くとかっこいいのが良い、とのこと。YouTubeで動画を見せると、HIP-HOPが彼女の言う『かっこいい』のようでした。あちこち調べて、結局、同じスポーツクラブの、外部講師の方が担当されているクラスに見学に行き、娘が乗り気になったので移ることにしました。これが昨年の11月。

 約束通り、きちんとレッスンの輪に入り、毎回きつい~と音を上げつつ、でも楽しそうでした。発表会があることを聞かされたのは、年明けだったかな。

 衣装を選び、アイメイク品を選び、万全の準備を整え、迎えた発表会。

 

 楽屋入りしたら保護者は付き添えない。そこがわたしには非常に不安の種でした。緊張のあまりパニックに陥るかもしれない。そうなったら泣いて、コーチにも手が付けられないかもしれない。学校で発表をする、とか人前に立つとかの際に、そう言ったことがあったわけでもないんですけど、ダンスってだけで、不安が否が応でも募ります。

 別にダンサーに育てたいわけじゃなし、楽しく過ごしてくれりゃそれでええんじゃ~~~~。がんばってくれ~~~~。

 

 そうして幕が開きました。ゲスト枠にもかかわらず、出番は後ろから数えた方が早いくらい。下は3歳くらいから、60代以上のおばさま方まで、ヒップホップやらK-POPやら、バレエやら、フラダンスやらを披露していきます。2.5時間のプログラム、えらい人数が参加するんだなあと思いきや、K-POPやヒップホップを踊る子供達が、それぞれ3プログラムくらい担当していました。あんなにK-POPを何曲も聴いたの、初めてかもしれない。K-POPダンスは、上手い下手がものすごい分かりやすくて残酷……とか、センターはやはりセンターなのだ……と思いつつ。

 幾度かの休憩を挟んで、娘達のチームの番。総勢七名。練習の時に聞き慣れた曲が流れて、臆すること無く手足を動かしているのを見て、まずはほっとしました。舞台の、目も眩むような光の中で、ソロパートもとちらず、最後の練習の時まで間違えていたパートも修正済み。同年代のチームの中では、一番の出来だった、と手を叩きました。

 

 エンディングはBTSの曲に合わせ、全員がちょっとダンスをしてご挨拶。そうして最後に全員揃って閉幕、となりました。

 

 幕が下りきると、観客席の人達がざわざわと動き始めます。そんな中で舞台を眺めて思い返すのは、踊れなくなった昔の娘の姿でした。出来ないと頑なに床を見て泣き、じっと縮こまっていたあの子が、今日はあんなに踊って笑って、手を振っていた。それだけでもう言葉に出来ない衝動で、口元が震えて涙がにじみ、慌てて大判のタオルハンカチでマスクの上から顔を押さえました。

 気持ちがぺしゃんこになっても投げ出さなかった娘の、意地か、執着心か、根性か、それとも全く別のなにかなのかは、わたしには知るよしもないですが、そういったものが、この晴れやかな日に結び付いたんだなあと。しみじみと噛みしめながら、帰宅しました。今でも思い出すと泣いてしまう~~~(笑。

 

 これからも色んな事があって、挫折も何もかも飲み込んで行かなきゃならない。その中でこの経験が礎となるのかな。案外、そんなことあったっけ? なんて、すっかり忘れたりもしそうだけれども笑。まあ何にしても、彼女の成し遂げたことをわたしは忘れないんだろう。そんな春の日の話でした。

 

 

 …ちなみに、フリル嫌いはそのままですが、最近はスカートも履くようになりましたし、ピンクにもそれほど抵抗はなくなったようです。色んなものを見て、着て、自分の『好き』を育てておくれ~~。協力は惜しまぬよ~~と、思っています。

 

 

 

春のよもやま

 春ですね~~~。わたしは冬の方が好きなので、あたたかくなってくると、ちょっとガッカリしてしまいます。季節に合わせて、お洋服は、軽やかな色合い、軽やかな布地が増えていきますが、似合わせるのがむずかしくってね…。冬物の服のほうがすき。

 まあそれはともあれ、特に今年はあたたかくなるのが早すぎますし、異常気象、温暖化、なんて言葉を目にすると、心穏やかではいられなくなったりします。やだなあ…。

 

***

 

 眉サロン、数ヶ月に一回の割合で通っています(抜き続けたら生えなくなるとか絶対に嘘だよなあと鏡を見る度に思う…)。初訪問時に担当して下さって、丁寧な施術と説明に、指名出来るならこの方! と思っていた方が、この春お辞めになるということで、通常の間隔を前倒しして伺ってきました。

 最近、わたしと親しくなるお店の方、すぐに異動されたり、お辞めになられたりで、そういう運命を運んでくる使命(?)でも帯びているのかしら、というきもち……。

 

 施術していただいている間、昨今の眉トレンドの話になったんですけど、一時期の平行眉や太眉は鳴りを潜めてきているようです。今は、やや細めになりつつナチュラルなアーチ、って感じなのかな。

 世の中には眉エクステとか眉毛パーマとかあるらしくって、ほえ~~~~ってなりました。眉エクステは洗顔で落ちてしまうようで、そこそこ持ちはするものの短命みたい。

 眉毛パーマは毛流れを整える為で、とはいえ、自眉にある程度長さがないとパーマを掛けること自体難しいのでは……。まあなんにせよ、美を追究していくと、いろんなトレンドがあるもんですね……。

 

 いつも通り、素敵眉に変えて頂いて、どうぞお元気でとほんのちょっとの気持ち的なチョコレートをお渡しし、帰宅しました。たのしいこと、すてきなことが沢山待っている未来がありますように。

 

***

 

 最近、iHerbを始めました。世の美容賢者が必ず使っているというiHerb。円安の今!?? って感じもするけども…。

 始めた理由はコレ。超有名。

 

https://jp.iherb.com/pr/paradise-herbs-orac-energy-greens-3-2-oz-91-g/68200?gclid=CjwKCAjwoIqhBhAGEiwArXT7Ky8v_vVHpJFRug4LBd0C5b7qCUVN6GIWXyrhWLM7gX1vtCycCA4-cRoCtFAQAvD_BwE&gclsrc=aw.ds


 どこからどう見ても正真正銘の青汁。

 わたしには珍しく、1月、2月は便秘がまじで、ほんとに、酷くて、食物繊維とか、ヨーグルトとか、推し整体でマッサージして貰ったりとか、あれこれ試してもぜーんぜんだめ。薬は出来るだけ避けたい……と思っているところに、これが効く、と風の噂を耳にして、半信半疑で手を出したのでした。

 でどうだったか、っていうと、解消傾向です。何が効いてるんだろう…? 毎朝ヨーグルトに混ぜて食べてるから、相乗効果なのかしら。よくわからんけど、こうかは ばつぐんだ!

 決して美味しいものではないんですが(心を動かされない味ではある)、毎朝きちんと食べているってのは、体が欲しているってことなんだろうと思って、先日リピ買いしました。便秘解消以外の効果として、もんのすごい健康体になるって訳では無いんだけど、低調に向かう際に下支えになって、どすんと落ち込むことを防いでくれている、って印象。

 

 ビタミンCのリポソームにも手を出しましたが、これは……わたしは……だめだった……。これもすっごいゆうめいなやつ。

https://jp.iherb.com/pr/sunlipid-liposomal-vitamin-c-30-packets-0-17-fl-oz-5-ml-each/90757

 

 飲むのに勇気が要る味。

 なんていうかねえ、甘いんですよね……。甘さの中に苦みがあって、キャラメルっぽい香りもある(スタバとかにあるキャラメルソース苦手なので倍率ドン!でさらにつらい)。これ、単純に苦いだけだったらまだいけるんですけど、妙に甘ったるいので、もうとにかくつらい。はらたいらさんに3000点(今、映画の影響でスラムダンクが再流行しているそうですが、このセリフが分からなくて困惑してるひとがおおいみたい)。

 甘い物は嫌いどころか好きですが、さすがのわたしでもだめ。続けると良い効果があるようなので、飲みたい気持ちはあるんですけど、一方の気持ちとして『相容れない味なんだよなあ』がブレーキを踏んでしまう……。

 

 あと、アメリカンサイズすぎて誤嚥が気になるオメガ3の錠剤。

https://jp.iherb.com/pr/natural-factors-womensense-rxomega-3-120-enteripure-softgels/2647

 

 生理痛に効くらしい……。らしいってのは、わたしは生理痛よりPMSのほうが症状は強いからなんですが、PMSも和らいではいるかも。生理前の妙な怒りっぽさが低減した…気もしないでもない……。

 

 あと、安いファンデ買ってみたり、安いお粉買ってみたりしてます。あんま冒険しないんで人気ランクが高いやつ笑。ファンデはわたしには意外に合っていたので、後で別途書こうね。

 

 iHerb、もしご興味おありの方は、ユーザー一人一人にプロモーションコードなるものがあってそれ使うとやや安くなるようです。EZE6051(新規10%オフ、ユーザー5%オフ)なので、まあもしよければ使ってください。

 

***

 

 わたしはブルベ冬ですが、メイク品はどうもブルベ冬だと難しい気がするなあと思っていました。PC冬向けとされているものを顔に乗せると、顔が派手になるんですよねえ。それも、一昔風の派手さ加減。

 PC冬とはいえピンク肌ではないですし、そもそもメイク品にPCって関係あるんか? って疑問を抱いていたんですが、こんなツイートを見かけました。 

 

 

 なーーるほど!!! ってなったので沢山引用してしまいましたが、カラーメイク品は、肌トーンを中心に考えるほうがよく、どうメイクするか、については、似合う色の傾向に合わせる(明るい色が得意、とか)のがよい、って解釈しました。これ自分だとどうなるのか、落とし込まないとなあ。

 

 イエベ向きとされているカラーアイテムは、黄みがあって肌馴染みがよいものが多いので、目立ってピンク肌では無いイエベさんは、色については特に悩まなくていいのかもな~。

 

 類似色相配色は、色相が少し似てる色を使うと良いよ、ってやつ。

www.keikoitami.com

 

 メイクの色には説得力を持たせるとよい、って言ってたのは、BAパンダさん。青のカラーメイク品は、瞳に青や緑を持つ欧米の方の特権なのかもな、とちょっと思ったりしています。

diamond.jp

 

 

 4月は異動が決まっているので、どんより。ま、ぼちぼちやっていきましょうね。